夏至南風

手応えを感じた前回のエントリー以降、また元の木阿弥に戻った感があります。
何らかの自意識が入ってしまうと、内奥から出る音は、なりをひそめて、
表面から出る音に終始してしまう。

ここ二ヶ月を省みると、
聞こうとしているが実際、聞こえていない。
無理矢理繰りだそうとしている。自然ではない。
意図的なわざとらしさが出てしまったような気がする。
うるさい割に響かない感じ。

自分ではないどこからかやってくる音が聴こえてくれば、あとは自然に体が動いている、
そんな瞬間にまた出会いたい。

今日の公園練習のひとこまです。
梅雨を追いやる爽やかな風と鳥の歌声を聞きながら吹きました。

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ようやく本当のことが言えた気がする

一昨日参加させていただいたライブは、自然と真ん中から音が出た。
こういった時は滅多に訪れない、およそ七年ぶりのこと。

のぼせ慌てることなく、静かであり、浅薄な指癖に偏らず、確かな体温があった。
踏み違いは多々あったものの、いつものように音を探ることはしていなかった...
... ああこれだったんだな。

しかし時は一瞬で過去に追いやられ、後には何も残らない。
文字通り久しぶりのライブだったように思う。
機会を下さった方々、共演して下さった方々、場にいらした皆様に感謝します。

願わくはこの手応えが自意識過剰でない事と、形容し難い何かが伝わっていたらと。
そしてこれからも、音楽から授かった得難いものを共に感ずることができるような、
そんな音を出して行きたい、と思い至る。

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楽器と仲良しになる

よく楽器が言う事を聞かなくなるように感じる事があります。
フレーズを吹くたびに何か引っかかる、
音程があらぬ方向に行く、
音の出がわるく、前回は良く鳴っていたのになぜ?、あれあれ?、となります。

バランス狂ったかな、リードがダメかな、と逡巡し、色々変えてみてもダメ。
しかし同じセッティングで日を置いて吹くと、あれ、とってもスムーズ。
ほとんど意のまま。前調子が悪かったことがウソのように感じる、
そんなこともよくあります。

つまり原因は楽器には何も非はないわけで、それは吹き手の調子だったり、
何らかの意識のズレだったりするのかなあと思います。
この自分に原因がある割合が、体験上9割方です。
もちろん楽器がずっとおかしいと感じる場合は、
そろそろ調整にださねばというシグナルです。

吹いていてしっくり来るときは、きっと楽器と仲良しになれた時、
自分の意識が楽器に合った時なのかな、と思います。
そんなときには、きっと楽器は良い響きを返してくれるのでしょう。

先週のトライアルを聞き返して、その時感じていたフラストレーションを思い出し、
ああ、あのときは楽器と仲が悪かったと思い返しました。
今週は心して楽器と向き合いました。
トライアルの結果は幾分ましになりました。
しかしまだまだ。少しでも純度を上げたい。トライアルは続きます。

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届かぬ日々

本当のことに触れることのできぬもどかしさを感じた、ここ数ヶ月。
場に臨む際には、ある種の切実さが必要だ。
そのありようが決定的に足りない。
ライブに何度か機会をいただいたものの、あまねく平常心で、結果凡庸であった。
省みると上っ面をなぞっているだけの偽物だった。
どうにかして核心に近づけないか、と思いながら今日も吹いたものの、
見事に跳ね返される。この曲を自分の言葉で歌えるようになりたい。

kippleさんの原曲がすばらしいのですが、吹き手はまだまだ修行が足りず生かしきれていない。
再チャレンジします。

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テナーで一節

前回ソプラノで吹いたおまけと同じピアノをモチーフにして、
今回はテナーで吹きました。
オケとではなく、人と合わせたいです。

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今年の収録初め

今年最初の収録になかなか曲らしいものが思いつかずに居りましたが、
若き可能性たっぷりなYsaeKさんの連作におじゃまさせてもらいました。

●木枯らし (2009冬)

ちなみに前回は
●夏の終わり (2007夏)

2009年は踏み出す一年と題し、色々な方とのライブや楽曲への参加を果たしたいと思います。

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吹き納め

年を終えるにあたり、いつものように、こうして吹くことができました。
ここに居ることができるのは、嫌な事も含め、すべての出来事のおかげです。
そんな様々なことに感謝しながら吹きました。

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クリスマスソング二題

年の締めくくり直前に、二曲参加させてもらいました。
オリジナルの楽曲にオファーを戴くのはとても嬉しい事です。
ボーカルのエネルギーに触発され、モチベーションも自然と上がりました。
個性派シンガーお二方の独特の節回しをお楽しみください。

WANGMOHさんの楽曲にリンク
『Merry Merry Christmas[Limited Relese]』
※クリスマスまでの限定配信です。

嘉手苅みばさんの楽曲にリンク (Pf:kcsaitoさん)
『クリスマスソングフォー・ユー』

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青空の下でテナー

まだ寒くなかった土曜日に、近所の公園でテナーを吹きました。
空の向こうまで届けと吹いています。

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ファンクを吹きました

年頭にたくさんコラボレーションしますと書いたのに、
ゆっくりペースで推移しています。
今回はShinichiさんの曲におじゃまさせていただきました。
写真やギターそしてサックスと多彩な方です。
男気あふれるファンクを多く出されています。
今回吹く機会を頂戴しました。ありがとうございました。
音圧に負けじと吹きましたら、血管切れるかと思いました。(笑)
帰り道はへろへろです。

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吹きちらしてはならぬ、書き散らしてはならぬ

行きたい音が頭上を通りすぎて、そこに届かなかった金曜日。
今日は聞こえた音を繰り返し咀嚼することを練習しました。

最近の自分を戒める意味で、記します。
命には限りがある。瞬間は今しかない。
だからこそ、瞬間を捉えて、心ある音楽を紡ぎ出さなければならない。
高みにある音楽の神髄を少しでも長い瞬間体現できるように。

そうは言いつつ、今日も吹き散らしてます。
(ココログにmp3が置けなくなってしまいました。外部リンクです)

テナーサックス : ヤナギサワT-5(S)

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ソプラノサックス即席三重奏

今週は八月の終わりで何か曲が作れるかと思っていましたが、結局何も思い浮かばなかったので、ぷっつけ録りながらのアンサンブルづくりを久しぶりにやりました。
賛美歌っぽいのができました。

楽器はまっすぐなソプラノの三重奏です。
ここしばらくはカーブドばかり吹いており、この間まっすぐを吹いた時には、何だかへそをまげられた感じがしましたので、今日はたっぷり吹きました。

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クリップマイクと吹きすぎな話

モバイルな録音環境を整えようと、クリップマイクを導入したいと思っている。
今日試してみたのは Pro35X (Audio Technica)
小さい物に質感を求めても仕方が無いかも知れないのだが、
現有のスタンドマイクには奥行きの表現が及ばない。
今度は、もう少し大きいカプセルのATM35を試してみようか。

音源サンプル
Pro35X (クリップマイク)
Pro35x.wav (3514.3K)

RODE NT-1 (スタンドマイク)
NT-1.wav (3514.3K)

楽器屋さんから一路Wさん宅へ。
時折おじゃまさせていただきながら、話に花が咲く。
いつも薫陶を受けては快く帰途につく。今日も例外でない。
会話の中から演奏に関するヒントをいただいた。

自分の音が聴こえてくるまでには修練が必要。
舞い上がって、気持ちばかり行っているときには、実際聴こえていない。

無駄を削り取ってこそ粋。空白の美。
どこまで吹くか、吹かない間も音楽。
吹きすぎると一人善がりに陥る。結果、俗曲に映る。

一言一言を深く刻みたい。

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手探りが続く

かつては一年に一度ぐらい、演奏しているその刹那、次に吹く事が見えている感じ (次の瞬間を含めて仕舞いまでがばーっとイメージできてしまうとき) があった。
ここ数年は、そんな経験がとんと出来ずに居る。
一瞬はひらめくのだが、すぐに火は消えてしまう。
ちょっと飛んで、すぐにまた地を這うような感覚。
しかし、いつかまた長く跳躍できるときが訪れてくれるのかなあ、と思いながら、手探りを繰り返して、悶々とする日々がつづく。

[演奏中の五態]
a. 音が見つからない感じ (外している)
b. 音を探している感じ (てさぐり)
c. 曲に乗っかっている感じ (定常状態)
d. ちょっとしたひらめきもあり。次に吹く事が見えている感じ。ただし一瞬。
e. しばらく先の音がパーっとイメージできてしまうとき。
 自然と体がついていって、とても心地よい瞬間。

芸術にたずさわる方や、アスリートの方々は、eの瞬間を多く重ねているんだろうなあ。
今日の吹き込みはbの典型。

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雨の日曜日

雨の音が静かにしみる週末も、もうすぐおしまい。
今日の雨の感じに呼応し、即席に吹いてみました。
ピアノのループに合わせて気ままに吹いてから、曲のサイズとピアノ伴奏を後で調整しています。

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練習の反省

自分の演奏を客観視して省みるのに、録音は有効な手段です。
今回はボイスレコーダーでPCM録音をしてみました。練習の一コマから抜粋です。
このニュアンス、もう少しこんな感じにならないかな、駆け上がるところの高揚感が出せないかな、抑制するところの落とし方は芯が抜けてしまってるなあ、などとダメ出しをしながら反芻します。

ここではちょっとごまかしたくもあり、Macでノーマライズとエフェクトをかけたものを、アップしてみます。
非圧縮のWAVは、MP3と比べると、変な成分が乗らない自然な感じがします。

楽器とセッティングは以下の通りです。
テナー ヤナギサワ T-5(S) MPC: リバイユメタル(S) 7(旧) リード : アレキサンダースペリアル2 1/2
ソプラノ ヤナギサワ S-880 MPC: セルマースーパーセッション I リード : アレキサンダースペリアル 3
ボイスレコーダー サンヨー ICR-S280RM
編集ソフト Logic Express

テナー
ソプラノ

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ボイスレコーダー

mp3プレーヤーが遂にこわれてしまったため、ボイスレコーダーを買いました。
がんばれサンヨー ということで ICR-S280RM (在庫処分品に飛びつきました)
早速練習に活用。

●カラオケボックスにて
アルトサックス

ソプラノサックス

●クルマの中で
カーブドソプラノ

↑上のクルマの中で録った音に化粧を施すと

簡単に録れる割になかなか使えます。

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冬ごもり

白く閉ざされた晩には
吹雪のごうごうという音しか聞こえない
いきものたちはひっそりと
あたたかなねぐらでやり過ごす
それでも風は容赦なく
ごうごう ごうごうと吹きすぎる

なんてことを思いながら吹きました。
アルト5管の即席アンサンブルです。

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秋の日だまりに遊ぶ

Imgp1200
高尾山に紅葉を見に行こうと家族で出かけましたが、
高尾山口の駅で身動きができないほどの、ものすごい人出にすっかりたじろいで、
そのまま高尾までぶらぶら歩いて戻りました。

折角のお弁当どうしようか、と考え、思いついた所が、
高尾駅からほど近い、多摩森林科学園。ここにして正解でした。
ぽかぽか陽気を斜面一杯に浴びて秋の暖かな半日を気持ちよく過ごしました。
その時の写真の一枚です。

今回の音源は、前回の"秋の佳き日に"のカップリング曲です

近所の交差点で見た二台の自転車。その仲睦まじさに微笑ましくなって思い浮かんだイメージを音にしてみました。

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秋の佳き日に

勤め先の方がご結婚なさるとのことで、何か曲を作ろうと思ってましたが、ぎりぎりになってようやく形になりました。急ごしらえながらも、心を込めて吹きました。

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秋の即興

久しぶりに即興を収録しました。
本当はきちんとした曲を練習して吹きたいのですが、機械相手だとモチベーションが上がりません。
やはり人と演奏しないといかんと思います。チャンスを探る日々が続きそうです。

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押しかけ吹き (動画つき)

自分で曲を作るよりも、他の人の作品にまぜてもらう方が楽しい。
ここいくつかのコラボレーションで、そう思いました。

一方で、歌ったり、作曲なさる方で生の管楽器が欲しい人も居るに違いない、
そういう方と出来る機会があればと思っていましたが、なかなか声もかからない。
(サックスの音欲しい方、コラボ募集中です)

ならばと、気に入った作品を見つけたら作者の方に
「吹かせてください」と押し掛けのように、申し込んでみることを久しぶりにしました。

今回おじゃまさせていただいたのは、個性的ボーカリストのWAMGMOHさんです。
何だか多彩な方のようです。

歌のエネルギーに負けないように吹きましたが、うたのジャマしてしまいがちですので、
そこは気をつけながらの吹き込みでした。

気をつけすぎると腰が引けるし、突っ込みすぎるとやかましくなってしまいます。
うんうん唸りながらのトライアル、勉強になりました。

きっとまだまだかも知れませんが、アイデアも頃合いも精一杯になりましたので、
この段階でgbucで公開します。

リンクはこちら↓
TRUE LOVE KNOT

WANGMOHさんは味のあるイラストを織り込んだ動画も作ってました。ここにも貼ってみます。


Video: TRUE LOVE KNOT - visual -

この詩の世界と曲調が、若かりし頃の出来事と心象と痛いほどかぶっています。
結婚のときに「ぜったいほどけない紐の結び方」という詩を大切な友からもらったことが
思い出されます。

備考 : セッティング
アルトサックス YAS-62, MPC ESM-8, リード Vandoren V16 3 1/2

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「夏の終わり」リテイク

今日は台風の余波で暑い空気が夏を押し戻しているかの陽気でしたが、さるすべりの紅(くれない)も幾分か色褪せ、朝晩はすっかり涼しく虫の声が賑わしくなりました。

三週間前の暑い暑い盛りに夏の去り際を感じながら吹いたYsaeKさんの曲「夏の終わり」を、
曲名ピッタリのこの時期に、再度吹き込みました。

吹き手としての主観的感想を述べますと、
初回のテイクは、曲調の切なさをびりびり感じながら吹けましたが、雑で上滑り気味。
対して今回は、曲に馴染んで違和感も減ってきましたが、一歩引いたような出来ばえ。

冷静さと勢い、新鮮さと正確さはなかなか相容れないものだとつくづく思いました。
また、初日に出たフレーズを超えられないところもいくつかありました。
そこは、最初のテイクを棒高跳びの選手のように繰り返しなぞって、
より良い表現のポイントを探りながら吹きました。

聴かれた方の印象は、それぞれかと思いますが、二つのテイクを並べてみます。

↓[新]今日の再チャレンジ 9月8日のテイク

↓[前]初顔あわせ 8月18日のテイク

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コラボ 続編

最近コラボづいて本日二題目を上げますが、録音からは時間を置いています。
公開するタイミングがなぜか同時期に重なることが多いのは不思議なことです。

kippleさんのアコースティックギターに合わせて吹いた「僕のしなかったこと」です。
題名から好奇心をくすぐられましたが、それにも増して、味のあるギターと洗練された音のならびに一聴惚れして、押しかけ吹きをさせてもらいました。
今回、kippleさんが更に弾き直しをして公開となりますが、も少しこちらも思ったところに近づけたいと思いますので、今後updateの余地大いにありです。

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ゆく夏をいとをしむ

夏はそれ自体狂躁的で熱情を帯びていますが、あっと言う間に駆け抜ける感があります。
それが終わってしまうときには、なに故こうも切なげな感傷が姿をあらわすのか、
行きすぎる時を惜しむ気持ちがこみ上げてくるのか、
毎年この時期に、強く思うのです。

またそれが疼くような追憶のようなかたまりとなって、季節を問わず不意にちくりと表出することが私の中ではあります。

こんな時期のこんな感覚にぴったり来る曲がありました。YsaeKさんの作品「夏の終わり」です。
高校生が作ったとは思えない、ある種達観したような音世界に泳がせてもらいました。

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渇き

まるで中毒のように、吹かずには居られない。何か急き立てられるように吹いています。
ただ、一人で音を追いかけるのも良いのですが、そろそろひとと合わせることをしないと、と思っています。
近所にピアノやギターなどでご一緒させてくれる方を探すこと、そろそろ始めよう。
ということで、逆メン募です。
八王子・町田・多摩界隈で、こんな私にご興味のあるコード楽器な方はぜひお声がけ下さい。

今週の公開は二つです。
先月16日吹いたモチーフに、アドリブを加えてみたもの

そしてもうひとつは、ブルース進行のアコースティックギター(apple loop)に合わせて吹いたものです。

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原風景

この時期故郷に帰っている方も多いかと思います。
「ふるさと」という言葉の響きは、決してうさぎを追ったりこぶなを釣ったりしなかった、都会うまれの私にも、里山の風景を連想させます。
育ったこともない風景を懐かしく思うのはなぜなのでしょう。
この歌をきくと、たまらなく心の奥があつくなるのは、なぜでしょう。
なんとも不思議な感じです。
DNAに刻み付けられた記憶のようなものがあるのかもしれません。
渋滞をしらせるラジオを聞いているうちに、ふとこの曲を吹きたくなりました。
ソプラノ三管の即席アンサンブルです。

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ボツ

この週末はアンサンブルを吹き込むも、今ひとつしっくり行かなかったので、次に仕切り直し。
表現したいところに行けてない、リズム音程ともに甘い。歯痒さを感じながらの一日となりました。
なんの、まだまだ。自分の音源は良い反省材料です。
聴くたびにうんざりなのですが、次の表現に行くためのレッスンと思うことにしています。
↓アンサンブル前のウォームアップです。このときは、意気込みがあったのですが...

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録音のやり方を変えてみた

機材を換えて、一挙に軽量化しました。
10kgと重くて大きかったハードディスクレコーダーは、
わずか800gぐらいの小箱ひとつに変わりました。
持ち運びが楽になっただけでなく、
コンピューターに直接録音できることが、こんなにラクだったのかと思いました。

今までは、レコーダー → 編集 → CD-R → コンピューター → MP3
これからは、コンピューターに録音 → 編集 → MP3
ボタンがキーボードに変わったので、録音はぎこちなく操作しています。
慣れるまでは、しばらく散文詩的に吹いたり重ねたりしています。


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聴く、体感する、そして次のヒント

先週末台風接近中、リペアでお世話になっているcongoさんのライブに行ってきました。
インスピレーションを思い切りくすぐられた体験でした。

ブログなどで垣間みるcongoさんのお考えに共感することが多く、一度その音楽を生で聴きたいとかねがね思っていました。
ようやく行けるタイミングが訪れ、雨の中関内ホールを目印に目指す「エアジン」へ。
ところが、見つからない....ズボンの裾がすっかり冷たくなって開演時刻も迫り、慌てて公衆電話へ駆け込む。...「104」って今は百円もするんだ!
とほほな気分になって電話したら、電話ボックスから徒歩一分。なんと十回以上もぐるぐる回っていた一角にあることがわかりました。狐につままれた気分。

店に入ると最後のリハ中。ソプラノサックスを吹かれていたcongoさんと目が合いました。
同じ楽器を吹く者としては、真っ先に印象にとどめるのは音色... とても太い音です。
私のキャラクターとは真逆で、ソプラノでこういう音を聴くのは初めてかもしれません。

本番になって、ぐっとバンドはボルテージを上げて集中度の高い、密度の濃い演奏でした。
オリジナリティあふれたピアノの方の作品やアレンジものはとても美しく、深く思索的で、
曲調も私の好みに近く、のめり込むように聴きました。
うらやましく、吹きたくなってうずうずしていました。
congoさんも時には折り目正しく、そして荒々しく、うたを感じました。

congoさんのお考えの中に最も共感したところ、サックス・イコール・ジャズでないというところ、自分にしか語れない音楽であるところ、それから実際の出音、これらがからだに入ってくる直の演奏を通じて、心底何かが腑に落ちる感覚がしました。これからの自分の音楽の向かう方向にもある種のベクトルを見せてもらったような、得した気分で店を後にしました。

ああこんなアコースティックなのやりたいなあ、ライブに出たいなあ、と思えるようになり、次に行こうとするモチベーションがもたげています。

あけて翌日に吹いたのは、congoさんに調整してもらったカーブドソプラノで、ひとり四本即席アンサンブル、モチーフめいたものを吹いてみました。次はこれにアドリブを重ねてみようか。

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ソプラノサックスだけ吹いた週末

今週は季節柄か、体調が芳しくなく、ソプラノサックスを少しだけ吹きました。
先週吹いたラルゴの主旋律、やはりソプラノが合うかなと思い、吹き替えてみました。

1コーラス目と2コーラス目とで、楽器を換えています。(カーブドとストレート,写真参照)
オンマイクなので、どちらがどちらか、それほど差が出ないかも知れませんが、
違いわかりますか?

ヘンデル作曲 ラルゴ 「懐かしい木陰」

大切なひとの少しでも快方に向かわれますよう、念じながら吹きました。

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ソプラノサックスを吹かない週末

今週はコラボ二曲が公開されました。

ひとつめは mobilekidsさんの 「Night of Rainy Day」
これからの季節にぴったりのしっとりとしたナンバーに、テナーで吹き込みました。吼えろ、ヤナギサワT-5!
音の粒立ちがとてもきれいです。特にピアノのメロディーも音色も、とても美しいところが聴きどころです。
↓リンクはこちら
Night of Rainy Day

もうひとつは 拙作 「地下鉄流星号」にFuzinhoSanchezRodoriguezさんがアコギで参加くださいました。スピード感のあるプレイをお楽しみください。
↓リンクはこちら
地下鉄流星号 (FuzinhoSanchezRodoriguezさんとのコラボ)

ここしばらくソプラノをたくさん吹いてきたので、今週はアルトとテナーだけを吹きました。
久しぶりにいい加減な即席をせず、譜面をみながらのアンサンブル吹き込みです。
ヘンデル作曲 ラルゴ 「懐かしい木陰」

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入梅

若葉の葉緑も落ち着いて、雨つゆの瑞々しさを一層際立たせています。
恵みの雨。雨が落ちたらひとやすみ。
雨音をBGMにするもよし。水の音は心地よいです。
空からのメッセージに呼応して、古来からある曲をひとつ。
譜面無しのいいかげん思いつき即席アンサンブル、ソプラノサックス三本で吹きました。

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雨やすみ

更新をさぼっておりましたら、うれしいことに曲を聴くのを楽しみにしていますと仰ってくださった方がいらっしゃいました。すっかりいい気になってドタバタと即席でアコギのループをつなぎ合わせて、ソプラノサックスを吹いて重ねました。

雨をながめているイメージです。

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地下鉄流星号

こたびの新曲です。
珍しく都会的感じのモチーフで吹いてみました。
70-80年代にあった未来図の中を疾駆する古びた電車のイメージです。
↓mp3です。

settings:
テナー サックス ヤナギサワ T-5(S) リバイユメタル 8 アレキサンダースペリアル 2-1/2
ソプラノサックス  ヤナギサワ S-880 リバイユラバー 6 アレキサンダースペリアル 3

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刑事ものにアニメーションが

以前吹かせてもらった、FuzinhoSanchezRodoriguezさんの "policia de loco" にアニメーションがつきました。Flashの動画だそうです。作者のD.Forestさんのベージで公開されています。
おしゃれな若い感性に拍手! 続編もそのうちと聞いていますので楽しみです。
D.Forestさんのページはこちらです。
作品への直接リンクはこちらです。

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小品 その2

連休最後の日はあいにくの雨、でも久しぶりの雨でした。雨は気持ちが落ち着きます。
そんな雨の雰囲気を醸そうと、また、小品シリーズということで、1分のアンサンブルを作ろうと思い立ち、吹きながらアイデアを重ねて一曲にしてみました。連休中吹いていなかった楽器に詫びるべく、テナーサックスだけでの3重奏です。題名はベタですが、「連休終わりの雨の日に」とします。

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小品

appleloopに、きれいなピアノの一分半弱の小品を見つけました。
カーブドソプラノでメロディーを吹いてみました。
↓mp3です。「うたげのあとに」

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4月の新曲

サックスは単音楽器なので、一人きりではあまりサマにならず、
ひとと合わせることがどうしても必要です。
しかしなかなか機会も少なく時間も限られているのが実情です。

以前にも同じようなことを書いておりますけど、ピアノやギターなどのコード楽器ができないわたくしにとっては、garagebandのようなソフトがとても重宝しています。
ループをつなぎ合わせて作って行くので、曲を 作るというよりもブロックを組み立てているという感覚です。
メロディーは、作ったバッキングにテキトーに吹いて重ねて、そのうちメロディーらしいものが録れたら、こんなでもない、あんなでもないと吹きながらリフレインを直したりして、何となくで曲にしています。
(GBUCへリンク) 森のめざめ
カーブドソプラノもだいぶ慣れてきました。
↓mp3です

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吹くことのよろこび

久しぶりにたくさん音楽をした一週間でした。
和太鼓の方々とご一緒する機会に恵まれ、新鮮な体験をさせていただきました。
コード楽器が無く、リズムだけというのは初めてのことで、当初相当戸惑いました。
久々のドタンバ体験は貴重なレッスンでした。
何よりも大きかったことは、幼少のころ実際に聞いた訳でもないのに、何だか懐かしいと感ずるものがある -- そんな感覚が呼びさまされたような体感があったことです。
もう少し煮詰めてみたら、何だか素晴らしいものになるのではという予感がします。
ライブに立って吹く事はとても素晴らしく幸せなことだといつも思うのですが、今回久しぶりだったのと、上述の感覚も相まって、特別な感慨がありました。

今日の気まま練習での即興はそんな流れからいくつか出てきました。

カーブドソプラノは引っかかりがなくなり、とてもスムーズになりました。
あとはフィンガリングの馴染みがまだまだながらも、慣れれば実用になりそうです。


今週締めとして、相棒のアルトにも息を通しました。

充実したオフになりました。関わってくださったたくさんの方々にこころより感謝します。

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カーブドソプラノ戻る

調整に出していたカーブドソプラノを受け取りに行きました。
詳細に検分していただきました結果、結構大規模な修理に方針変更となりました。
工房で少し吹いて見た印象は、ちょっとした違和感が減り、しっくり馴染む感じになったようで、とても吹きやすくなったように思えます。
帰り道は何だかとても嬉しくなりました。
明日吹くのがとても楽しみです。

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自然な呼吸

ソプラノサックスの練習。今日はなかなかアイデアが出ない。もどかしくてイライラ。
ふとこの間目にとまったブログの記事のことを思い出しました。
この方の記事はいつも示唆に富み、勉強させていただいてます。
力一杯ではなく自然な呼吸。そうだった。

気持ちを切り替えようと気ままに吹いてみた。
で、なんとなく曲っぽいのができたので、久しぶりの音源アップします。

↓mp3です。

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音の化粧に迷う

今週は体調がすぐれず、吹くことはできずじまい。
寝転びながら、音の味付けを試行錯誤してみた。
以前から音の加工のセンスが無いせいか、どうもうまくイメージに近づけない。
音の厚みや質感が乏しい。やせている。
特にmp3に落としたあとの音色の変化にいつもがっかりしている。

出音や録り方が原因とばかり思っていたが、
他のひとに加工してもらったミックスを聴くと、あれ、いいじゃん、ということで、
音の化粧方法を確立する必要を感じた。

今日の結果は、、、、いじるほどにわざとらしく聞こえて袋小路に。
結局振り出しにもどる。とほほ。
↓mp3です

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刑事もの エンディングテーマ

B級刑事アクションドラマ「Policia de loco」(米75) のエンディングテーマができました。(笑)
前回のオープニング同様にFuzinhoSanchezRodoriguez氏よりオファーをいただき、本日吹き込みを行いました。
収録直後より時差12時間をものともせずに、ミックスダウンの作業を経て本日速攻リリースです。
テナーサックスは、ヤナギサワ T-5(S)です。(写真右下にこっそりアップしています)
それではお聴きください。
(邦題:終わりなき道)

コンセプトプロデューサー  ZLATAN HINOVIC
作曲, all inst, gt-solo  FuzinhoSanchezRodoriguez
tsax popsicle_sato

75年当時(笑)のオープニングはこちら 

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MP新調・初コラボ

カーブドソプラノのマウスピース新調しました。
ハードラバーに戻し、Lebayleの6*。同じ種類でもクセのある一本。一目(吹)惚れです。
ppではやわらかくも、吹き込んだときに下品にならないするどさが欲しかったのです。
イメージにぴったり。

早速題材をと思っていたところ、かねてからコラボしたいと思っていた方 --
GBUCというところで知り合った kcsaitoさんに申し込んで曲を吹かせていただきました。
↓ mp3です
そらへ

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初練習

今年の初練習です。
楽器がなかなか温まらず、しっくり来なかったので最初からどうなることかと思いました。
何故だか変に疲れていた事もあり、仕方なく? 30分ほどカラオケボックスの中でうたた寝を..
そのあと徒然吹きました。アルト・ソプラノ・テナーの 3本を重ねて録っています。
題名何にしようか...
↓mp3です。

今年はいろんな人とコラボな年にしたいなあと思います。

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初見つづき

今日もバッハ無伴奏チェロ組曲、続きの楽章の初吹きをしてきた。
もともと譜面の初見は大の苦手。
どうしても吹きたいように吹いてしまうので、読み返したり他の人の演奏を聴いたりすると、
譜読みの間違えをいろいろ見つけて、ありゃりゃいうことになっている。
今回も間違った理解が多数あり。
まずは一曲通すことが第一歩と思い、曲と譜面に慣れるための練習と割り切って聴いてもらえればと思います。

mp3です。
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セッティング
楽器 : ソプラノサックス  ヤナギサワ S-880
マウスピース : セルマー S80 E
リード : アレクサンダースペリアル 3

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バッハづく晩秋

ここのところすっかり練習はソプラノサックスでバッハ一色。
無伴奏は一瞬の隙も迷いも顕著に聞こえるから、良い練習になる、いやそれだけでなく、
吹けども吹けども手に届かないような高いところに、旋律の表現の奥義があるように感じる。
さながら音楽の持つ霊妙なるチカラに引きずりこまれているようだ。
なんて大層な風に書いているが、テイクを聴くと、もたるわ慌てるわ、音程はずすわ。ほんにまだまだですわ。

mp3です。
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ソプラノサックス練習つづき

前回バッハの無伴奏を練習してしまったばっかりに、続きをさらってみたくなってしまった。
次の楽章の譜面とソプラノ一本を携えて、いつものカラオケボックスで練習。
メロディーが体に染み付いて指が無意識に動き、かつ意識が出音に先行するまでには、まだまだ相当の反芻を必要とするも、何とか吹き回したい自己流ニュアンスは大体こんな感じかなという所までは到達。うーん、聴きかえすとまだまだ手探り感が抜けない。また長期課題が増えた。

mp3です。
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長年の相棒

週の半ばに風邪をひき、調子は今ひとつだったが、ここしばらくソプラノ、テナーと吹いてきた間、放ったらかしにしていたアルトが機嫌を損ねそうなので、息を入れた。

このアルトは高校のときにケチケチ生活をして貯めた小遣いとバイト代とで、大学入学のすぐ後に購入した。学校に出入りしていた楽器屋さんが持ってきた三本からセルマーを差し置いて選んだ。
決め手は指貝が大きく手にフィットする独特の感覚と、肉厚で重たい管体から出る暖かみのある音、そして多くの奏者がセルマーに流れることへのささやかな反感だった。
今ではドイツ語読みでカイルヴェルトと呼ばれているが、当時のカタログにはカイルベルスと書かれていた。以来22年間、いろいろな経験を喜びや凹み悲しみとともに歩んできた。

久しぶりに吹いた感触は、最初はやはりご機嫌ナナメ。しかし一番長く連れ添った楽器だけに、しばらくウォームアップするとなじみ具合は随一。
ただ体調を反映してか、疲れやすくフレーズも途切れがち。休み休み吹いた。
吹き手がこんな調子で悪いけど...

mp3です。
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ヤナギサワ T-5

私の吹いているテナーサックスはヤナギサワのT-5という古い楽器。
この楽器を人前で初めて吹いたのはもう10年も前になる。
当時は前オーナー氏から借り受けての演奏だった。良く鳴る楽器と思った。

前オーナー氏は私の一番大切な友だち、というと甚だ恐れ多い話で、何せ親子ほど年が離れているのだが、彼は私のことを「友だち」と呼んでくださる。そんなご好意にすっかり甘えて「友だちづきあい」をさせていただいている。

おつきあいを始めた頃から癌と闘病中と聞かされていた。しかし、今までこれほど明るく前向きな病人にお目にかかったことは無かった。何せ言いようの無いエネルギーを発しているのだ。声ははっきりと大きく、背筋はピンと溌剌となさっている。好奇心旺盛な彼から繰り出される話題の広さ深さ、そして話す勢いに半ば気押されながらも、どんどんこちらの興味も膨らんでいく。自らの病気に対しても見識と興味を持たれ、むしろ病気の方が尻込みするかと思うほどである。そのせいか? は定かでないが、医師も首を傾げるほど病気の進行は食い止められている。

彼の楽器に対する好奇心と情熱も凄まじいもので、60歳から始めたサックスは驚くほどの上達を遂げる。それも病気と闘いながらの修練である。
年齢と習熟は相反する、などという先入観はもはや彼の前では論ずるに値しない。また、豊富な人生経験に裏打ちされた音の雰囲気とフレーズの説得力は、キャリアだけ長いとうそぶいている私には遠く及ばない境地である。アーティキュレーションやピッチの面でも病気の副作用で不自由である耳とは思えない、私も襟を正さなければと痛感させられる。

彼が病気にかかった当時、楽器店の放出品で手に入れたのがこのテナー。ぼろぼろの楽器を自らに重ね合わせ、しかし絶対に吹きたいと念じながら過ごされたそうだ。その後病後の順調と上達が進んで、
「指が小さくてね、それにいちどセルマーが欲しくてね」
と茶目っ気たっぷりな言い訳(?)とともに、もう一台を購入された。聞くや「もったいない」と思わず口走ったテナーを持っていなかった当時の私に、何年か後、その「思い出の品」譲って下さった。こうして私のもとにこの楽器がやってきた。

こんな思いの詰まった楽器であるがゆえ、また、楽器自体も古いものであり、その来歴にも興味がわいていた。
そこでネットで色々調べてみたが、どれもがっかりさせられる情報ばかりだった。
音は良いと思うのだけど... ただ、気をつけてふけば修正可能ではあるが、油断して無意識に吹いたときに感じる音程の違和感が数カ所あった。
一度この楽器をよく知っている方に修理に出してみようと長い間思っていた。

修理を決心したのは今年の夏前のことである。
ヤナギサワで20年間楽器の製造に携り、演奏でもプロ活動をなさっている金剛督さんという方をネットで見つけた。
この方のホームページ上を読んで、癌の闘病記や日頃のお考えに触れ、前オーナー氏ときわめて似た空気を感じた。
このテナーをこの方にぜひ見てもらいたいと強く思った。

持って行くと、楽器を見て喜んで下さった。T-5にもいくつか種類があるようで、金剛さんの師匠の方々が作られた楽器だそうだ。懐かしげに隅々まで眺め、丁寧な仕事のひとつひとつを説明してくださった。プロの目で検分された楽器の仕事ぶりは、リペア過程の写真とともに、以下彼自身のブログに詳しい。

金剛督さんのブログ「ヤナギサワT−5」

お話を聞いて、楽器の製造された年代などの興味はどうでもよくなって、どんな人がどんな思いで楽器を作っていたかのほんの一部を垣間みる事ができて十分と思った。楽器を作るのも修理をするのも高い精神、志や技術を要するそれこそ精魂込めた仕事で、生まれてきた楽器も触れてきた人々の思いの結晶なんだと。
吹くと違和感があった音程は見事に修整されていた。

こうして譲り受け、精魂込めた修理が施されたテナーサックスは、私の生涯の宝物である。
あとはこの楽器をどう鳴らしてあげられるか、これは私の果てしなく遠い課題である。

道半ばのmp3です。
  ↓

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今日はテナーサックス

テナーサックスを久しぶりにたくさん吹いた。
まだまだテナーには慣れないながらも、練習しなければと今日は他の楽器に目もくれず集中練習。
息の入り方や音になるまでの反応がアルトやソプラノと比べると微妙に鈍感なせいなのか、リズム感覚が微妙に違って、油断をするとどんどん遅れてしまう。

不意にテナー練習を思い立ったものだから、Garagebandでループ一発、シングルコードの即席オケを作って吹き込んでみる。単調な進行にどれだけ退屈せずに、リズムに乗って吹けるかが今日の課題。

↓mp3です。(GarageBandUsersClub の投稿音源へリンク)
秋空をみあげて

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実験 ソプラノの吹き比べ

ストレートとカーブドを吹き比べてみました。
かねてから、できるだけ同じ条件下で一度両者を比べてみたい、聴感の違いを確かめたいと思っていました。
同じマウスピースとリードを使って、同じフレーズを吹きました。さていかがなものでしょうか?

吹奏感の違いから、吹き手の感覚が振られないように努めましたが、なかなか思い通りに行かないものです。
これから収録したものを聴きくらべてから、自分なりに感じた違いについて、主観客観交えながら次回まとめてみます。

[楽器] 
カーブドソプラノ ヤナギサワ 初期型 シルバー
ストレート   ヤナギサワ S-880 ラッカー

[セッティング]
マウスピース  セルマースーパーセッション I
リード  アレクサンダースペリアル 3

[比較音源その1]
まずは、生で聴いた感じを出すため、マイクから1.5m離れて収音。
EQ、エフェクトの化粧は一切施していません。
↓ mp3

[比較音源その2]
オンマイク(朝顔から50cm)での比較です。
その1と同様、化粧無しです。
↓ mp3


実験だけでは味気ないので、最後に今日気に入ったほうで即興アンサンブルをしました。
↓ mp3です。(EQ, リバーブで薄化粧)

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吹き続ける

やはり音楽をしないでは居られないようです。
今日は何の準備もせずに、いつものカラオケボックスで練習しました。

うまくいったら曲のモチーフを作ろうかと試みましたが、
最初のところでアイデアが湧かなくなり、
気晴らしにソプラノサックス二本で何となくバッハを、思い出しながら重ねました。
(対旋律はうろ覚えのため怪しいです)
ここのところカーブドソプラノを多く吹いていたので、久しぶりのまっすぐな方を取り出しました。
吹いたときのしっくり感はやはり長年使っているまっすぐなのに軍配。

mp3です。


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伝えゆくこと

今の私を突き動かしているのは、音楽を通じて授かった様々な喜びやなやみを

分かち合うことができたらという願いです。

思いが伝わりますように。

曲を作りました。

↓ mp3です。


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ひとと合わせることの大切さ

ここしばらくの音楽への向き合い方は、限られた時間の中で市販MIDIのマイナスワンに
合わせて吹くことが大半でした。
合間にジャズのセッションにも何度か行ったことがあったのですが、
周囲の盛り上がりとは裏腹に、自分の気持ちはどこか乗ってゆかないといった
ジレンマがありました。サックスというとジャズなのかも知れませんが、
多くは自分の肌に合わないのかな、という気がしています。

以来、あまり人と合わせて吹く機会がなかなか無かったのですが、最近自分の好みに
合いそうな音楽をしている方々が集まる店を見つけて、時たま行くようにしています。
もうひとつは、最近知り合ったguricoさんとの練習です。
前のエントリーに述べたとおり、ここしばらくおろそかにしていた、
曲を練り上げてゆくことのプロセスを思い起こすことが出来た貴重な経験でした。

経験を通じて最近改めて気づいたことは、
生身のひとと合わせることがどれほど大切かということ、
これまでになく痛切に感じています。
心なのか何なのかわからないけれど、じかに繋がって通じているような何とも言えない感覚。
この感覚が、もっと伝えることのできる何かになればいいなと思います。

それでは、プログラムされたオケでは伝わらないのかと言えばそうではなく、
血の通ったMIDIは多くあり、こちらもインスピレーションを感じることはよくあります。
自分と共感できるものがあるかないか、がハッキリと分かれてくるような気がします。

今こんな風に思っていることは多分に主観的なので、
感覚的に好き嫌いの世界になってしまいますが、この好き嫌いこそ大切にしたい--
そして、好きな方面、気持ちの向いた方向を追いかけて行くことを
これからも続けて行きたいと思っています。

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六月の風

梅雨の走りを思わせるどんよりとした週末。
草木が続々と立ち現れる五月までのある種の勢いが一息ついて、
まばゆい若葉の色もだんだんと落ち着いて見えるようになりました。

この六月は、アルト、テナーを中心にじっくりと、立ち往生している
課題たちに取り組もうと思っています。ずうっと出来ないでいる表現を
一つでも乗り越えることができるように、完成度を追いかけることに
します。ながらくβ版のままなDavy Jones、これを吹き切ることが
ちょっと遠くにあるゴールです。並行して二つのコラボも進行中です。
時間は限られていますが、少しでも納得に近づけるようにトライアルを
重ねて練り上げていきます。

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音楽をする幸せ

音楽をすることの幸せをかみしめたGW終盤でした。
如何に大好きな趣味であっても、日常のルーティーンに組み込まれると、
繰り返しているうちにどうしても手詰まり感が出て来ることがあります。

最近はまさに「次はどこに行きたいんだろう」とふと立ち止まってあれれ?
なんてことに陥っている感がありました。なんとも勿体無い感覚に包まれて
いました。

このGWは、そういったことなどをいったん整理し、ふたたび新鮮さを
思い起こす機会に恵まれました。
感動したもの、「ミシェル・ペトルチアーニ」と「TV番組ニ題」です。

◆ミシェル・ペトルチアーニのDVD
演奏しているところの映像を初めて見ました。
一音一音の打鍵に心揺さぶられます。彼の演奏はたましいの根源から音を
発しているのかと思うほどロマンチックで切実な音色に感じるのです。
今回のDVDでの演奏はみずみずしく、やさしげな印象でした。
はかないからこそ美しいのだろうか、などと考えている五体満足な自分に
「もっとできることがあるだろう」という言葉を突きつけられている
気がしています。

◆TV番組ニ題
・ETV特集 「ヨーヨー・マ シルクロードを語る」
正月に見た「シルクロードアンサンブル」の感動をより深くしました。
 特に、共演した演奏家たちとのダイアローグが印象に残りました。
中身を文にしようと思いましたが、彼らの生の声を介した言葉の説得力を
再現することは困難かと思いますので、ここでは割愛します。
自分のかすかなイマジネーションの種をくすぐられた感覚でした。
心から演奏すること、胸に刻みます。

・「左手のピアニスト~ 舘野 泉 再びつかんだ音楽 ~」
自分も「ああ、音楽をやっていてよかったなあ」といつも感じているのですが
まだまだ浅いなあと思いました。
体の自由を失い、音楽ができなくなること、想像することもできません。
一線の方だからこそ感じる、今までのようには行かない、ということへの
体と意識のジレンマを越えて、
左手だけでも音楽ができることを知ったときの喜びや、
左手だけで演奏をすることの表現を夢中で模索しているときの姿、
音楽に対するいとおしい気持ちと喜び、
弾き終わった後の幸せそうな表情、
言葉になりません。ただただすばらしいと思いました。

いろいろ見聞きして、心の向かうベクトルがちょっと動いています。
今よりもっと音楽を介した、ひととの関わりをしていきたい--
--少し外に出て演奏したり聴いたりする機会をふやすことにしようと思います。

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あえなくヒュルルル...

昨日はとっても大それたことを書いてしまったと痛感するあくる日です。
フタをあけたら、それは大変なトライアルになりました。
今日は未体験の音の並びや、慣れない指の運びで、戸惑うばかりです。
後半なかばのたった一小節に一時間かけてダメダメでした。
ここで時間切れ。

それでも、とても勉強になっております。

サックスに歌わせる音の並び、節回しや、
機械的なフレーズと歌い込みのところの切り替わりなど、
サンボーンさんは細かいところもビシーっとキマっているんですね。
こんな当たり前のことを、吹いてみて改めて体感しています。

中でも、サックスに合うメロディーというのがどうやらあるらしく、
サックスの楽曲には、うたと器楽のおいしいところがそれぞれ
うまく織り込まれているような気がしました。
最近はJポップ歌ものをずっと吹いて来たこともありましたので、
目先を変えると「ああ、こんなアプローチがあるんだなあ」
と、新鮮な気分です。

今度、歌ものをサックスで吹くときにも、フェイクの仕方や間の取り方などで、
サックスだからこそ出せる味わいがある.. この点をもっと追いかけることが
出来そうなヒントをもらったような気がしました。

演奏をコピーすることも大切なことだなあと、今さらながら身にしみて
います。自分のマンネリパターンでお悩みの方は、ぜひ他の人の演奏を
なぞってみることをお奨めします。

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GW中は耳コピを

このところJポップの歌ものを多く吹いておりましたが、
久しぶりにとんがったフュージョンものに挑戦しようと思っています。
お題はサンボーンさんです。

また今回はいつもと違うアプローチで進むつもりです。
譜面起こしをせずに聴きながら音をあたって行こうと思います。
いつもの週末よりも少々時間が取れそうなので、一つの作品をじっくり
煮詰めたいのです。

最初は2小節のフレーズを聴いて音源と一緒に同じ感じになるように吹いて、
それを4小節、8小節・・・と伸ばして体に覚え込ませて行きます。
その後オケに合わせて修正していく。
場当たり的試行錯誤といった塩梅です。
ねらいは視覚に頼らないことと、たくさん吹いた分、フレーズが消化されて
表現力がついていることを期待しているのですけれども、
さて思った効果が出るかどうか...?

昨日一度目のトライアルをしました。
音源と一緒のときは吹けたつもりになっていたものの、オケだけになると
途端に怪しくなります。
あんまり難しいので諦めようかとも思いましたが、目下挫折中の主峰
Davy Jones」の後半よりは何とかなりそうなので、これで勢いをつけて
一曲上げてから、あの山に挑戦したいと思っています。

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点から線に

最近自分のチャンネルを、チェロのヨーヨー・マさんに合わせています。
前々からその表現にしびれていましたが、最近エンニオ・モリコーネ作品
のCDを買って、ヨーヨー・マ熱が再燃しています。

そんな折、NHKの番組でシルクロードアンサンブルの特集をやっていました。
しばし釘づけになりました。
異文化の音楽とふれあうことで、自分との違いを理解し、尊重すること、
そして点在する民族音楽を融合させて、その古来からの楽器、奏法を
受け継ぎながら、新しいスタイルを構築していく...
新しいつながりを予感しました。これいいなあ。

2004年はプレイヤーズ王国をきっかけに、色々な方と知り合い、いっしょに
奏でる喜びを知りました。
今年は自分の表現の幅を広げて、さらに線としてつながっていく感覚で
音楽とつきあえればなあと、感じました。
アコースティックだからできること、大事にしていきたいと思っています。
2005年は、このあたりを強く意識しながら取り組もうと思います。

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